お墓の改修工事も終わり、父が亡くなってから初めてのお彼岸を迎えた。お墓は骨壺を納める部分が地上にあるぶん背が高くなり、前に比べると大変立派になった印象である。背が高くなりすぎて、母は水を掛けるのに届かないと笑っていた。

内部には耐震の部品がつけられており、更に以前は乗せてあるだけだった墓石がしっかりと土台に固定されており、今後の地震や台風などで壊れる可能性は低くなった。剥げてきていた名前や家紋のペンキも塗りなおしてもらい綺麗になった。特殊なコーティング加工をしているそうで6年間は磨き掃除をしないように石屋さんから言われた。綺麗な状態が長く保てるのは嬉しいことである。

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2022年5月29日(日)

母と毎日連絡をとっていたが、輸血後は体調が良いらしくよく眠れるし、食欲もいつもよりはある様子。この日は携帯電話の使い方をレクチャーしに実家へと向かった。

昨晩は母と数メートルの距離で通話の練習をしたらしい。インターネットやメールを使うわけでは無いので特別難しいことを覚える必要がないのだが、こういった聞きに機器に触れることがほとんどなかった父には「長押し」が難しいらしい。登録した相手と通話するときに該当するボタンを長押しするのがなかなかうまくいかない。また、Cメールが携帯会社から届いたりしたときに、ホーム画面に戻ることに悩んでしまう。そのうち慣れるだろうし「まあ、病院で困ったときは看護師さんに助けてもらえばいいよ」と言ったら安心したようだった。ホーム画面には溺愛していた孫の写真を設定した。

この日は調子が良いようで、午前中からテレビで好きは将棋の番組を観ていたそうだ。携帯電話の使い方レクチャーが終わると、これまた好きな野球中継を観はじめた。父は昔から巨人ファンである。私も父の影響で子供のころから巨人ファンであったが、2012年からあることがきっかけで熱狂的なロッテファンになった。この日は交流戦のため巨人の相手はBIGBOSS率いる日本ハムである。中盤に連打を浴びて4失点すると「ダメだなぁ監督が原じゃ。来年は慎ちゃんかな。」と言っていた。「慎ちゃん」とは阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチのことである。前は「阿部ちゃん」と呼んでいたのに…。選手のころから大好きな阿部慎之助の監督姿を見たかったのであろう。残念ながらその願いが叶う前に亡くなってしまったが…。

将来、阿部慎之助が監督になったら私はロッテと兼任のファンとして父の代わりに心から応援したいと思っている。

投稿者

なまこ

はじめまして!なまこです。千葉ロッテマリーンズファンのアラフィフ独身男性です。突然、白血病になった高齢の父親の闘病生活を記録しておこうと思いブログを始めました。よろしくお願いします。

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