先日、父の四十九日法要と納骨式を行った。コロナ患者数が急激に増えている中、また猛暑の中であったが、想像以上に多くの親戚の方に集まっていただき感謝である。この日のことはいずれ書くとして、前回のお墓の話の続きを書いておこうと思う。
前回の続き
石屋さんの話によると、台風や大雨があると骨壺を納めている場所にも隙間から雨水が入ってしまうそうで、流入量が多かったりすると骨壺が浮き上がり、ぶつかり合って割れてしまうこともあるそうだ。幸い祖父母の骨壺は割れにくい頑丈なタイプであり、割れてはいなかった。ちなみに父の骨壺はきれいな模様が入った焼物である。そういったタイプの骨壺は薄くできていて割れやすいとのこと…。
そこで最近は骨壺を納める部屋を石の下を掘ったタイプではなく、地上に石で部屋を作って水没しないようにしたお墓が主流だとのこと。確かにお隣さんや後ろのお墓はそのような構造になっているのがわかる。
また、祖父が昭和46年当時に建立したお墓ということもあり、現在のように耐震等はされておらず、固定されていないので地震や台風で倒れてしまう可能性もあるそうだ。よく災害時にテレビで見かけるあの状況である。万が一倒れて、近隣の墓石を破損させてしまったなどということがあると、数百万円の弁償をしなければならなくなることもあるらしい。
まあ、水没や倒壊等の可能性が高いわけではないが、万が一ということを考えると改修しておいたほうがいいのかと思わされる。商売上手な石屋さんである。
水に浸かってしまうのも、割れてしまうのもかわいそうだし、倒壊してしまい他人様にご迷惑をかけてしまうことも嫌なので、家族で相談した結果、改修することにした。名義人も私に変わったことだし、好きにさせてもらおう。私が生まれる前に建てられたお墓を守って、いずれは自分も入ることを考えれば、今のうちに改修しておいて損はないだろう。ということで後日改修をお願いをした。お彼岸までには完成する予定らしい。
お墓のクリーニングとコーティング(6万6千円!)をサービスしてくれたけれど税込み88万円は大きな出費となった。
2022年5月18日(水) 続き
病棟のガラス扉が開けられ、父が出てきた。入院したときは車いすに乗っていたが、今は必要なさそうだ。エレベーターへ向かって歩いている際も、想像以上に早足であり、こちらが心配するほどだった。
父「10時に退院って聞いてたのにさ、全然来ないからどうしたのかと思ってよ。」
私「先生と話をするのが10時からでそれが終わってからって聞いてなかったの?」
父「そんなこと一言も言ってなかったよ。看護師さんに聞いても遅いですねぇとしか言わないし。先生と話してるなんて聞いてないよ。」
先生や看護師さんが伝えていなかったのか、父が聞いていなかったのかは定かではないが、10時前から準備万端で迎えを待っていたようである。このときすでに11時を過ぎていたので、迎えを忘れられているのではないかという不安もあったようだ。
「病院に来ていて、先生と話をしているんだったらそう言えばいいのによ。連携がなってないよな」とブツブツ文句を言いながらも、家に帰れる喜びの方が大きいようで表情は明るい。
病院から実家まではタクシーで移動。15~20分ほどで到着することができる距離である。家の前につき玄関を入るときに父が声を発した。「はい、ただいま!」と。
おかえり、お父さん!